材料配合の強力粉の量を少なくしたら、薄型でクッキーの縁辺りがサクサククリスピーな食感のクッキーに仕上がった。
横に大きく広がって、一枚が直径12cmもある。こんな大判のクッキーなんて、今まで作ったことがあったろうか?
指でつまんでもちあると、なかなかの威光があり、ちょっと嬉しく、満たされたような気分になった。
ひとたび囓るとホワイトチョコ風味が優しくふんわりと流れるように、しかしたっぷりと口の中に広がる。
焼いたばかりのホワイトチョコレートはとろんとクリーミー。
クッキーの中央部分はねっとりとしていて、縁側部分のサクサククリスピーと合わせて2種類の食感が楽むことができた。
ホワイトチョコレートのクッキーだけあって口当たり穏やかで食べやすく、「もう一口」に繋がりやすい。
「味見のぶんだけだから。ちょっとだけだよ。砂糖多いんだからね。」と思って、口に含んだが最後。結局1枚食べてしまった。
ホワイトチョコレートは、どこか雪みたいだし、実際チョコレートより軽い口当たりだから、どこか純粋で清廉で謙虚で淡いイメージを持っていたけれど、それの持つ、人を魅了してもっと食べたい気持ちにさせるという中毒性の魔力は絶大みたいだ。全くもってあなどれない。
いつものように冷蔵庫にいれて冷やす。2日目ごろになるとねっちり感が増して、薄型でねっちりしっとり柔らかいクッキーに変化した。普段は厚さ1cm以上あるものをつくっていたけれど、薄型もいいなあ。
クッキーを半分に割ったら、こんな感じ。厚さ7㎜。
それにしても、同じくらいの材料費がかかるなら、ホワイトチョコレートパウダーを入れずホワイトチョコレート粒を増やすべきか?それとも反対に、ホワイトチョコレートパウダーを入れて、そしてホワイトチョコレート粒は増やさずべきか?あるいは両方どーんとたっぷり入れるか。悩むところ……。
【焼き立て薄型サクサククリスピー、冷めてねっちり強め しっとりやわらか&ねっちりアメリカンホワイトチョコチャンククッキー レシピ】
直径約12cm 一枚につき約74g 厚さ7㎜ 4枚分
【材料】
・製菓用マーガリン 40g
・無塩バター 10g
・上白糖 65g
・グラニュー糖 10g
・はちみつ 5g
・塩 1g
・重曹 1g
・レモン汁 5g
・バターフレーバー 1g
・ブランデーエッセンス 1g
・卵黄 20g(M玉約1個分)
粉類:
・強力粉 85g
・ベーキングパウダー 4g
・森永クリープ(またはコーヒーに入れるクリーミングパウダー)10g
・ホワイトチョコレートパウダー 15g
ホワイトチョコレートチャンク:
・ホワイトチョコレート(今回は森永DARS白いダース1箱分使用。1粒を半分に切り分ける)約42g
【下準備】
・ホワイトチョコレート(森永DRAS白いダース)は一粒を半分にカットしておく。
・粉類(強力粉、ベーキングパウダー、森永クリープ、ホワイトチョコレートパウダー)は合わせてふるっておく。
・油脂(製菓用マーガリン、無塩バター)は常温にしておく。
・天板にオーブンシートを敷いておく。
【作り方】
1.ボウルに製菓用マーガリンと無塩バターを合わせてクリーム状に練り、グラニュー糖、上白糖、はちみつ、塩、重曹、レモン汁、香料(バターフレーバー、ブランデーエッセンス)も加えてよく混ぜ合わせる。
2.卵黄を加えてよく混ぜ合わせる。
3.ふるっておいた粉類を2.のボウルにくわえてさっくりと混ぜ合わせる。ホワイトチョコレートチャンクも加え、ざっと混ぜ合わせる。ベーキングパウダーが反応して効力が薄れてしまうため、生地を練らないように注意する。粉気がみえなくなったらすぐに混ぜるのをやめる。
4.ボウルにラップをして冷蔵庫に入れ、15分休ませる。
5.オーブンの予熱を180℃設定で開始。冷蔵庫からクッキー生地を取りだし、一度全体の重さを確認してから4等分にする。手で丸めて直径7cmのハンバーグやおはじきのような平たい丸形に整えたら天板に間隔をあけて並べ、180℃のオーブンで3分、170℃に落として13分焼く。焼きムラを防ぐため、残り時間8分で向きを変える。
6.焼けたらオーブンから取りだし、オーブンペーパーごと網の上に移して冷ます。オーブンから取り出した直後は非常に柔らかいので、オーブンペーパーをスライドさせるようにして網の上に移すと上手くいく。
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