【レシピ】儚い口溶けアーモンドボール(スノーボールクッキー)

香りは目には見えない。

それでも感じる。

香ばしくほどける口溶けが花開いては消えていく。

【レシピ】儚い口溶けアーモンドボール(スノーボールクッキー)

市販の無塩素焼きアーモンドを自宅でミルサーにかけて自家製アーモンドペーストを作り、それをクッキー生地に加えて焼き上げたアーモンドボール(スノーボールクッキー)。

【レシピ】儚い口溶けアーモンドボール(スノーボールクッキー)

アーモンドボールは一つ10gに丸めて焼き上げた。

ちょっと大きいから断面図を確認するために二口で食べてもいいし、

ぽんっと一口放り込んでもいい。

【レシピ】儚い口溶けアーモンドボール(スノーボールクッキー)

砂糖衣も纏(まと)って表面は淡く甘く、囓(かじ)ったその先にはアーモンドとバターの濃厚な風味の世界が広がっている。

【レシピ】儚い口溶けアーモンドボール(スノーボールクッキー)

しかし香ばしく立ちあがったかと思えば、儚く消えて行く。

その香りの存在を確かめたくてもう一口とアーモンドボールの風味を追いかけるけれど、

その存在を強く感じたかと思えば、

すっと消えていってしまう。

それでもアーモンドの香りはそこにあったのであり、味わえたことは素晴らしい時間だった。

【レシピ】儚い口溶けアーモンドボール(スノーボールクッキー)


【儚い口溶けアーモンドボール(アーモンドスノーボールクッキー)レシピ】
直径3cm 高さ2cm 一つ約11g 18個分


【材料】
・無塩バター 50g
・粉砂糖 10g
・塩 0.7g
・中力粉 90g
・自家製アーモンドペースト 30g
(皮付き素焼きアーモンドをミルサーにかけて粉砕したもの。なければアーモンドプードルで。)

仕上げ:
・粉砂糖(仕上げ用)30g


【下準備】
・オーブンに160℃の予熱を入れる。
・天板にオーブンペーパーかシルパンを敷く。
・中力粉はふるっておく。
・バターを常温にしてやわらかくおく。


【作り方】
1.ボウルにバターを入れてクリーム状にする。粉砂糖、塩を入れてさらに混ぜ合わせる。
2.中力粉を加えて混ぜ合わせ、ひとまとめにする。
3.生地をラップに包んで冷蔵庫に入れ、1時間~一晩置いて寝かせる。
(できれば一晩置いたほうがおいしい)
4.生地を15等分に分けて手のひらで丸めて天板におく。
(生地の重さを量り、18等分にわける。一つ約10g)
5.160℃に予熱(予約完了の合図が鳴ってから5分以上放置する)したオーブンに入れ、約25~27分焼く。焼きムラを防ぐため、途中で天板の向きを変える。
6.オーブンから取り出し網の上で冷ます。粗熱が取れたら粉砂糖を入れたボウルの中でころがしながら粉砂糖をまぶしつける。

 


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