ホットケーキミックスと強力粉を1:1の割合で混ぜた粉で作った塩バニラが香るふんわり系のスコーンビスケットです。
強力粉が半量入っているだけあって、薄力粉のみで作ったものより膨らんで、焼き上がりの高さは約4.7㎝ほどでした。
約2㎝の厚さに伸ばしてから型抜きをしたので、焼成後は約2倍の大きさに膨らんだことに。
見た目も空気を内包した感じがして軽やかです。
焼成後、オーブンから取り出して、あつあつのものを一つ、膨らんで割れた腹に沿って二つに割ってみました。
中からほわんと湯気が出てきて、香ばしくも優しい匂いを胸いっぱいに吸い込みます。
焼き上がり直後の食感は表面さっくり、内はふかーっとしていて、イーストで膨らませた菓子パン生地にちょっと近い。
所々ペラペラとパイみたいに層がはがれて、ほんのりホットケーキミックスに含まれているバニラの香りと、塩が効いていて、例えるならややバターミルクビスケットに近い仕上がりになりました。
外見も薄力粉だけで作ったものに比べて、パイっぽくなった気がします。
しっかり冷めるのを待ってから、再度ほおばると、ふわっとしていて柔らかく、内はしっとりしています。
焼きたては強力粉の特徴がその存在を主張しているように感じましたが、冷めてみると、温かいときには感じなかったもくもく、もそもそ食感が登場して、薄力粉の特徴が主張しているみたいです。
温かいとバターミルクビスケットのよう、冷めると薄力粉で作ったスコーンのように、食感が変化するんですね。
メープルシロップをたーっぷりかけると、生地に染み込んでいき、しっとり状態なったものは、口の中でほろっと崩れて溶けていきました。
トースターで軽く焼いて温め直すと、表面はサックサクの食感で、ほんのりパリパリっとした食感もありました。
↓↓リンク先の記事にあるスコーンビスケットと同じ配合ですが、こちらは6cmの丸型で抜いて焼き上げたものです。↓↓
【強力粉50%ふんわりプレーンスコーンビスケット レシピ】
抜き型サイズ丸型直径5cm使用 1つ48g 焼き上がり高さ4.5~4.7cm 8個分
【材料】
粉類:
・ホットケーキミックス 125g
・強力粉 125g
・ベーキングパウダー 5g
油脂:
・バター 62g
(マーガリン可。今回はバター12gとマーガリン50gの混合を使用しました。)
卵液:
・卵 M~L玉 1個
・牛乳(卵と合わせて)150g
・塩 2.5g
・レモン汁 2g
艶出し用卵液:(または牛乳のみでも)
・全卵 小さじ1
・塩 ひとつまみ
・牛乳 小さじ1
【下準備】
・粉類は合わせてふるっておく。
・天板にオーブンペーパーを敷いておく。
・打ち粉(分量外の強力粉またはホットケーキミックス大さじ2程度)を用意しておく。
【作り方】
1.ボウルにふるった粉類を入れ、バターを加えて、バターが小豆粒大に細かくなるまでドレッジで刻む。
2.別のボウルに卵液の材料を入れてよくかき混ぜる。出来た卵液を1.のボウルに流し入れ、混ぜ合わせる。まだ粉気が軽く残っている位で混ぜるのをやめる。
3.打ち粉を敷いた台の上にスコーン生地を取りだし、打ち粉をつけながら軽く捏ねる。優しくぽふぽふっと折りたたむように、10回ほど。さらに生地を手で押して伸ばし、カードで2等分に切っては重ねる。これを3~4回繰り返して行い、最後は生地の形を整えてラップで包み、ステンレス製のトレイに移し冷蔵庫で約15分休ませる。
4.オーブンの予熱を開始する。
5.生地を麺棒を使って厚さ2cm伸ばし、丸直径5cmの抜き型で抜き、天板に並べる。抜いた生地の残りは寄せ集めて麺棒で伸ばし、半分に切って重ねることを数回繰り返して表面と厚さを整え、再度型で抜く。これを繰り返す。最後の残り生地は丸める。
6.つや出し用卵液か牛乳をスコーンの表面に塗って予熱温度210℃のオーブンに入れ、約11ほど焼く。焼きムラを防ぐため、途中で天板の向きを変える。(残り5分くらいで変える)
7.焼き上がったら網の上に移して冷ます。
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