【レシピ】上品に香ばしい厚焼きピーナッツのガレット

厚焼きガレットのピーナッツの風味との出会いは、はっきりとした味の輪郭を帯びていながら軽やかで香ばしい。

甘さも控えめで上品な風情が、私の中の「ピーナッツ味はどこかカジュアルなもの」という既存概念を凌駕する。

【レシピ】上品に香ばしい厚焼きピーナッツのガレット

市販のバターピーナッツを自宅でミルサーにかけて自家製のピーナッツバターを作り、それをクッキー生地に練り込んで焼き上げた厚焼きピーナッツのガレット。

ピーナッツサブレデイアマンと同じ材料の配合で、ガレットブルトンヌ風に厚焼きに仕立ててた。

直径約6cm、厚さが約1.5cmの大きさ。

【レシピ】上品に香ばしい厚焼きピーナッツのガレット

厚みのあるガレットをほお張る。

ガレットに前歯を当てると、さくっと砕けて口の中に入り、ぼろっと崩れる。

厚みがあるからこそ得られる特別な食感で、この一口の瞬間がもたらす魅惑的な力はすごいと思う。

【レシピ】上品に香ばしい厚焼きピーナッツのガレット

焼き立ては特に脆い。

まずはさっくり、そしてほろっとしている。

ナッツが多く配合されているからこそ出てくる芳醇な舌触りと紡ぎ出される世界観。

味の背景で塩の旨みが重要な役割を担ってゆらめきつつ、

舞台の主役、ピーナッツやバター、焼けた小麦粉の香りが舌の上で縦横無尽に躍り出て、

演舞が展開されていく。

そして最後は余韻を残しつつ儚く溶けてなくなっていく。

【レシピ】上品に香ばしい厚焼きピーナッツのガレット


【上品に香ばしい厚焼きピーナッツのガレット レシピ】
直径約6cm 高さ約1.5cm 一枚約30g 直径6㎝セルクル5枚分


材料:
・中力粉 50g
・自家製ピーナッツバター 25g
・ベーキングパウダー 1g
・無塩バター 50g
・粉砂糖 30g
・塩 0.5g
・卵黄 10g

仕上げ:
・卵黄 適量(ガレットの材料に入れる卵黄を残しておく)


下準備:
・市販のバターピーナッツはミルサーにかけてピーナッツバター(ペースト状)にしておく
・粉類(中力粉・ベーキングパウダー)は合わせてふるっておく。
・無塩バターは常温に戻しておく。(電子レンジ100~150wで30秒ほど加熱すると早い。溶かさないように注意する。)
・クッキーを焼く前にオーブンに予熱を入れておく。150℃に達してお知らせ音が鳴っても更に5分以上放置しておく。


作り方:
1.ボウルに常温に戻した無塩バターを入れ、木べらでクリーム状になるまで練る。そこに粉砂糖を加えて混ぜ、さらに塩、卵黄、ピーナッツバターを加えてゴムべらで混ぜ合わせる。さらに振るった粉類を入れて混ぜ合わせる。
2.生地をラップにくるんで冷蔵庫で一時間~一日冷やす。
3.生地を台上で軽く練ってから生地を1cmの厚さにのばす。ラップで包み直して冷凍する。
4.オーブンに150℃の予熱を入れる。
5.生地を取り出したら直径6cmの丸型で抜く。天板に並べて表面に卵黄を2回塗り、フォークで格子模様を入れる。型をそれぞれの生地に当てはめて、約30~35分焼く。
6.焼き上がったら型を取り除き、網の上で冷ます。

 


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