カスタードクリームを中に詰めて焼き上げたガトーバスクです。
直径15㎝のデコレーションケーキ型を持っていなくて(以前持っていたものは古くなってきたので処分したんです)、直径15㎝のセルクルと、敷き皿として18㎝のタルト型を組み合わせて作りました。
今回の分量で作って、出来上がりの高さは約4.2㎝ほど。
アーモンド粉を使っていないシンプル版で、使用するバターにはマーガリンを混ぜ込んだので、あっさりした口当たりに仕上がりました。
バターの比率が高かったり発酵バターを使用してみたり、アーモンド粉が入っていたら、今回よりももっとバターやアーモンドの芳香が漂うんだろうなあ。
でも自宅用の普段使いのおやつだから多少あっさりしていた方が、むしろこのどっしりしたケーキを消費するには好都合でした。
クッキー生地は型に絞り出して焼くタイプです。
出来上がったものをかじると、柔らかくしっとりしていて、きめ細かい生地肌です。フォークもすんなり入っていきます。
砂糖を少し減らした分、甘さはやや控えめ。
その代わり、カスタードクリームにはちょっと多めのバターを加えて、口どけ滑らか濃厚でクリーミーな仕上がりに調整して全体のバランスを取りました。
クリームの香りは重要ですからね。ここは惜しまずマーガリンではなくバターを使用しました。
食べてみると、卵の黄身の香りがふわんと漂いました。
飾り気のない素朴な卵ケーキの中で、卵がしっかりと主張している感じがしてちょっと嬉しい。
このカスタードクリームが、クッキー生地をさらにしっとりさせるようアシストして、口の中でほろっと崩れて溶けていきました。
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