照りつける真夏の太陽の光を一身に浴びて成長したであろうかぼちゃの実が、秋になりほんのり背伸びした苦い大人の味わいをともなって、ちんすこうになりました。
滋養のありそうなかぼちゃの風味がじんわりと広り、儚くほどける口溶けです。かぼちゃパウダーはかぼちゃの緑色の皮の部分も多少はいっているのかな?ほんのり苦みを感じたのは皮の部分の風味なのかもしれません。
かぼちゃパウダーはセリアで購入しました。少量一袋使い切りで余りなし。
【かぼちゃちんすこう レシピ】
4×2.5㎝波長方形抜き型使用、生地の厚さを1cmに伸ばして焼いて16枚+小さいあまり1個分(クッキー抜き型は波長方形の3個セット商品の一番小さいものを使用しました。)
【材料】
ちんすこう生地:
・薄力粉 85g
・かぼちゃパウダー 7g(コーンスターチとあわせて15gにする)
・コーンスターチ 8g
・ラード 50g
・粉糖 50g
【下準備】
・粉糖をふるっておく。
・粉類(薄力粉、かぼちゃパウダーとコーンスターチ)も合わせてふるっておく。
・ラードは常温にしておく。
【作り方】
1.ラードに粉糖を加え、ゴムべらなどでよく混ぜ合わせる。
2.粉類を加えて混ぜ、最後は手でひとまとめにして冷蔵庫で1時間以上休ませる(出来れば一晩)。
3.生地を一端崩してから手早くまとめ直し、厚さ1cmに伸ばして型で抜く。余った生地は手で丸める。
4.180℃に予熱したオーブンに入れ、170℃に温度を下げて約20分焼く。焼きムラを防ぐため途中で天板の向きを変える。
【覚え書き(メモ・留意点)】
・生地を厚さ1cmに伸ばすとき、ラップで挟むようにするとくっつかず綺麗に伸ばせます。
・生地を厚さ1cmに伸ばすとき、カットルーラーを使うと簡単に均等な厚さにすることが出来ます。アクリルやアルミ製など製菓用の道具も売っていますし、ホームセンターで厚さ1cmの木の棒を購入し、お店で半分、あるいは適当な長さにカットしてもらって使えば格安に済ませることができます。
・オーブンには個体差があるので、焼具合に関してはいろいろ調整してみてください。私の現在のオーブンでは、約22分焼いてしっかり水分を飛ばしサクサクに焼き上げています。タイマーが残り6分ほどになったとき、天板の向きを変えています。
・ちんすこうは非常にしけやすいのでタッパーなどの密封容器に入れるとか、お皿にラップを2重にかけるとか、密封保存袋に入れるとかして冷蔵庫で保存します。
・焼成前の生地をあらかじめ作って冷凍保存しておけば、後日焼くだけなので便利です。