厚みのあるハート形キャラメルチョコチップ入りのちんすこうをホワイトチョコレートでコーティング。さらにうえからキャラメルキャンディクランチを散らしてキャラメル風味いっぱいにしました。
ひんやりとしていて透明感のある空気と清潔な衣服とキャラメルたっぷりのちんすこう。湯気の立つコーヒー。深く息を吐くと、ゆったりとした空間が広がり先ほどまでの心の喧騒が嘘のようです。忙しい中にあっても、ひとときの安息の時間を持ちたいもの。
本を片手にちんすこうを口に入れるとキャラメルをめぐる幻想世界が広がります。
カリカリッととしたキャラメルキャンディクランチの海辺を越えて、ミルキーなホワイトチョコレートの川を渡り、バニラ風味のお菓子の鉱山の中にはたくさんのキャラメルチョコチップ宝石が埋まっていて…。
本を閉じて我にかえったとき、得も言われぬ充足感がありました。
キャラメルチョコチップはセリアで購入しました。1回使い切りサイズの分量で、ちんすこうをつくるのにもちょうどいい量です。
【ハート形ホワイトチョコがけキャラメルチョコチップちんすこう レシピ】
直径横4cm×縦3.5cmハート抜き型使用、生地の厚さを1cmに伸ばして焼いて19枚+小さいあまり1個分(クッキー抜き型は波長方形の3個セット商品の一番小さいものを使用しました。)
【材料】
ちんすこう生地:
・薄力粉 90g
・コーンスターチ 10g
・ラード 50g
・粉糖 50g
・バニラオイル 4滴 (0.3g)
・キャラメルフレーバー 4滴(0.3g)(あれば。なくてもよい)
・キャラメルチョコチップ 25g
ホワイトチョコレートコーティング:
・ホワイトチョコレート 適量(寄せたりして工夫すれば約40~50gで足ります)
【下準備】
・粉糖をふるっておく。
・薄力粉とコーンスターチも合わせてふるっておく。
・ラードは常温にしておく。
・コーティング用ホワイトチョコレートは小さくて深い容器に入れておく。
・オーブンシート、クッキングペーパー等を天板の上に敷く。
【作り方】
1.ラードに粉糖を加え、ゴムべらなどでよく混ぜ合わせる。香料(バニラオイル、キャラメルフレーバー)も加えて混ぜる。
2.粉類を加え、軽く混ぜてからキャラメルチョコチップを加え、最後は手でひとまとめにして冷蔵庫で1時間以上休ませる(出来れば一晩)。
3.生地を一端崩してから手早くまとめ直し、厚さ1cmに伸ばして型で抜く。余った生地は手で丸める。
4.180℃に予熱したオーブンに入れ、170℃に温度を下げて約20分焼く。焼きムラを防ぐため途中で天板の向きを変える。
5.焼き上がったちんすこうを網の上にオーブンペーパーごと移して冷まし、粗熱がとれたらオーブンペーパーにのせたままアルミバットの上などにスライドするようにして移し替え、20分以上冷蔵庫へいれて表面をしっかり冷やす。こうすることで手でつまんでも表面が崩れないので扱いやすい。
6.チョコレートを約50℃~55℃のお湯で湯煎にかけてとかす。ちんすこうを手でつまみ、半部分にチョコレートをつけ、取り出してオーブンシートの上に並べて冷やし固める。必要に応じて冷蔵庫に入れると早く固まる。
【覚え書き(メモ・留意点)】
・キャラメルキャンディチップは市販品を使用しました。今回はセリアにて購入です。
・生地を厚さ1cmに伸ばすとき、ラップで生地を挟むようにするとくっつかずに綺麗に伸ばせます。
・生地を厚さ1cmに伸ばすとき、カットルーラーを使うと簡単に均等な厚さにすることが出来ます。アクリルやアルミ製など製菓用の道具も売っていますし、ホームセンターで厚さ1cmの木の棒を購入し、お店で半分、あるいは適当な長さにカットしてもらって使えば格安に済ませることができます。
・オーブンには個体差があるので、焼具合に関してはいろいろ調整してみてください。私の現在のオーブンでは、約22分焼いてしっかり水分を飛ばしサクサクに焼き上げています。タイマーが残り6分ほどになったとき、天板の向きを変えています。
・チョコレートを湯煎する際は必ず温度計を使って温度を測ること。素直に溶けてくれます。私は以前面倒くさがって失敗しました。
・ちんすこうは非常にしけやすいのでタッパーなどの密封容器に入れるとか、お皿にラップを2重にかけるとか、密封保存袋に入れるとかして冷蔵庫で保存します。
・焼成前の生地をあらかじめ作って冷凍保存しておけば、後日焼くだけなので便利です。
・半量・小分けにラップに包んで冷凍保存もおすすめ。少量から好きなだけ焼く量を調節できます。