甘酒と白梅

 

粉雪がふわり、ふうわりと空に舞いはじめたころ、甘酒を淹れました。

甘酒と白梅

白梅の花霞のような色彩が美しい。立ちのぼる湯気が糀の甘い香りを運んできて、鼻を優しくくすぐります。

スプーンで軽くかき混ぜてから、ふーふー息をかけながら少しすすってみる。

あっちっち!熱い!

再度息を吹きかけて冷まそうとする。でもこの熱さがすきなのです。

体の芯から温まる感じ。

ほら、お腹も気持ちも満たされてきた。ほーっと息を吐いて軽く天を仰ぎます。染み渡るなあ。

甘酒と白梅

タイトルとURLをコピーしました